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「ガット船で働くためのフィットネスとメンタルヘルスの重要性」
ガット船で働くためには、体力づくりやメンタルヘルスが非常に重要となります。
この重要性について理解しておかないと、海上での生活に耐えられなくなってしまう可能性があるのです。
今回のコラムでは、ガット船で働くためのフィットネスやメンタルヘルスの重要性について解説します。
◼船員の肥満の割合は高い
ガット船とフィットネスと聞くと、あまり関連性がないように思うでしょう。
しかし、フィットネスは非常に重要となるのです。
国土交通省の「船員の労働実態等に関する主な調査」によると、次のような結果が出ています
【データで見る船員の健康 b.肥満】
・2011年度 肥満者数 13,898人 肥満率60.4%
・2012年度 肥満者数 14,778人 肥満率60.3%
・2013年度 肥満者数 14,037人 肥満率60.2%
・2014年度 肥満者数 15,142人 肥満率61.0%
・2015年度 肥満者数 16,019人 肥満率61.5%
(出典:国土交通省「船員の労働実態等に関する主な調査」)
この調査結果を見てみると、船員の肥満率が高いことがわかります。
それから、同資料では、陸上と比較して船員のメタボリックシンドローム率が高いことも指摘されているのです。
肥満やメタボリックシンドロームの状態を放置していると、心臓病や脳卒中などのリスクを高めることになります。
肥満やメタボリックシンドロームを予防するためには、フィットネスが必要です。
◼フィットネスを行うことが労働災害の防止につながる
ガット船で働くためにフィットネスが必要となるのは、肥満やメタボリックシンドロームを防止するためだけではありません。
その他にも大きな理由があるのです。
その理由とは、労働災害の防止のため。
ガット船では、転倒などの労働災害のリスクがあります。
もしも、転倒してしまえば大きな怪我や最悪の場合には命を失ってしまうことになるでしょう。
このようなリスクを軽減するために重要となるのがフィットネスです。
フィットネスを行うことによって、筋力強化・下半身の強化・体幹の強化などを行うことで、転倒防止につながります。
筋力強化やバランス感覚を養うことで、転倒を防ぎ、労働災害のリスクを小さくしているのです。
参考サイト
「船員の労働実態等に関する主な調査」